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2024年に金蛇水神社で開催された「打掛でひな祭り」の様子 |
NPO法人Cafe225iは、東京都あきる野市と、岩沼市を拠点に活動している、小さな小さな団体です。
あきる野では、主に学習塾を運営しています。小学生から高校生まで、放課後に立ち寄って勉強したり、学校に行かない子どもたちは日中から一緒におやつを作ったりして過ごしています。
岩沼では、着物体験や方言で読み聞かせ、絵の展示会など、好きなことを思いつくままやっていて、今年で4年目になります。
岩沼でこの活動をするようになったきっかけは、「着物を着て仕事したいなあ」と、なんとなく考えていた時に、着付けの先生に出会ったことに始まります。
これまでも、普段から着物を着たいと思っていても、今は着物を着る人がほとんどいないので、結構目立つんですよね。
でも、着物のいいところを知っているので、自分は着て出歩きたい。着物を着る人を増やせないかなあと、なんとなく考えていました。
そんな時に、いつも着物で過ごしているという着付けの先生がいるよ、会ってみない?と声をかけていただき、お話をすることになりました。
素敵な白のお着物で現れたその先生は、心から着物を愛していらっしゃるのがすぐにわかりました。この方とならできるかも!と思い、自分がやりたいと思っていることを話すと、快く協力していただけることになり、今の活動に繋がっています。
ご縁がご縁を呼び、やりたかったことが、次々と形に
それから、私が企画し、先生が着物を揃えてくださり、着物体験のイベントがスタートしました。
第一回目は、金蛇水神社さんの和室の一角をお借りして開催した、令和4年7月の「浴衣で夏詣」でした。この頃には他にも協力者が現れ、4人でこのイベントに臨みました。
それ以来、試行錯誤を繰り返して、今では、花まつり、夏詣、秋詣、ひな祭りの時期と、年に4回の開催、さらには抜刀体験とのコラボレーションもさせていただき、多くの方に着物体験をしていただいています。
協力いただける方も徐々に増え、活動を支えてくださっています。
今のメンバーは、着物好きばかり。そのため、お互いの着物を褒めたり、着付けの指導をしてもらったりと、イベント期間中は、話題に欠くことはありません。
さらに、これは必然的な出会いなのでしょう。一級和裁士さんまでメンバーになっていただき、イベント期間中の手直しをしてくださっています。
半衿をつけたり、子供用の着物の肩上げをしたりと、いつの間にか整えてくださっています。
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金蛇水神社での和装イベントの着付け |
一応、NPO法人を名乗っていますが、誰かのために活動しているという自覚は全くありません。
自分達が楽しみ、笑い、機嫌良く過ごす。これこそが明るい社会の第一歩だと考えています。
「着物は、実は楽なんだ。簡単なんだ」そう感じていただけるよう、工夫して着付けをしています。「また着てみたいです」「うちにある着物を出してみます」そう言っていただけることが何よりの喜びです。
着なくなった着物を譲っていただけませんか?
生着物文化を取り戻したいという想いで活動しています。
もう着なくなくなった着物や、タンスにしまいっぱなしの着物がありましたら、ぜひ寄付をお願いします。私たちが再び着物たちに出番をご用意いたします。
次は皆様とのご縁を楽しみにしています。
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「方言で絵本の読み聞かせ」の様子(副理事の和田さん) |
名称 | NPO法人Cafe225i |
ホームページ | https://www.cafe225i.com/ |
@cafe225i | |
お問合せ | mail@cafe225i.com |
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